みねよです。
本日は、衝撃を受けた言葉シリーズです。(そんなシリーズあったっけ)
病床六尺、これが我(わが)世界である。
『病牀六尺』 正岡子規
しかもこの六尺の病床が余には広過ぎるのである。
六尺は、約181.8cm。
一畳は約182cm×91cmなので、だいたい二畳くらいと思われます。
正岡子規は、亡くなる前の7年間を、まさに病床六尺で過ごしたのだそうです。
けれど、ゆっくりと寝られるような日々じゃなかったことが、次の文章からわかりました。
僅(わず)かに手を延ばして畳に触れる事はあるが、蒲団の外へまで足を延ばして体をくつろぐことも出来ない。
甚だしい時は極端の苦痛に苦しめられて五分も一寸も体の動けない事がある。
でも、そんな中でも子規は、寝床で俳句を詠み続けたそうで、
私はそのことに大変感銘を受けました。
寝床で横になっているとき、家族に戸を開けるよう言い、その間から景色を見せてもらったり。
思ったのは、、
人はどんな状況でも、表現したい!!という情熱さえあれば、創造できるんだ!!
ということ。
子規は、体の動きに大きな制限があったゆえ、より一層、目や耳から入ってくること、
静けさ、日常のちょっとした変化、心で感じる様々なことに、すごく敏感だったのかなあと想像します。
自分のことを顧みると、いつも何かしらマルチタスクしがちで、何かにジーーーーっと集中することって
ないかもしれない、、と思いました。
そして「あ!これ!」と湧き上がったときの、「まいっか、後で」てやつ。やめよう!と思いました。
ちなみに、正岡子規は俳句で有名ですけども、
こちらの本以外では『墨汁一滴』もオススメでございます!